うさぎと亀
最近、空気読みすぎて、くたびれてしまう人が多いようです。空気はなくてはならないものだけど、「く」「う」「き」は、「比べない」、「うらやまない」、「期待しない」のことなんだそうです。
さて、イソップ童話の「うさぎと亀」は有名なお話です。
亀が、うさぎとかけっこをして、うさぎが途中で昼寝をしている間に、亀が先にゴールするというものです。
このお話の教訓は、油断せずにコツコツ努力することが大事だ、ということだと、私も思っていました。
「僕らは奇跡でできている」というテレビ番組の中で、主人公が、この解釈に、疑問を投げかけています。
「なぜ、亀は、うさぎの横を通り過ぎる時に、うさぎに声をかけなかったのでしょう。もしかしたら、うさぎは病気で倒れていたのかもしれません。亀は、自分が勝ちたいために、うさぎに声をかけなかったのでしょうか。」
皆さんはどう思いますか?
この番組の主人公は、
「亀は全然頑張っていません。競争にも勝ち負けにも興味がありません。亀は、道を前に進むこと自体を楽しいんでいます。地面をはいつくばって、地面から数センチの高さの自分から見える世界を楽しんでいます。だから、亀の世界にうさぎの存在はなかったんです。」
そして、うさぎは亀を見下していたんだろう、と言っていました。
人と比べず、うらやまず、期待せず、自分の世界を楽しんでいることって、とても素敵なことだと思いました。
「僕らは奇跡でできている」
https://tver.jp/episodes/epse8ttss1