河﨑 秋子という作家の、「愚か者の石」という小説に、こんな一節がありました。
「人間の罪は、融けずに降り積もる雪のようなもの。真っ白な美しい雪もあるが、灰色に濁ったものもある。積もった雪が鼻までふさいで息が詰まって死んでしまうのか、その前に寿命が尽きるかの違い。」
生きていれば、まあ、いろんなことがあります。
良かれと思ったことが、本当に良かったことなのか、後から考えるとわからなくなることもあります。
白い雪も、灰色の雪も積もるのだろうけど、寿命まで生きたのかは、たぶん、自分にはわからないことです。
だから、今を、なるべく誠実に生きていたいと思いました。