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世界平和

[2019.10.29]

反戦運動をしている退役軍人の会、ベテランズ・フォー・ピース・ジャパンhttps://www.facebook.com/pg/vfpjp/events/?ref=page_internal
の勉強会に参加してきました。

スピーカーは、ベトナム戦争当時に反戦活動に参加した元女性兵士スーザン・シュノール氏でした。

お話しの冒頭、彼女はアメリカが広島と長崎に落とした原爆や、東京大空襲のナパーム弾について、お詫びしておられました。そして、彼女のお父さんは第二次世界大戦の硫黄島で彼女が3歳の時に日本兵に殺されたんだとも言っていました。

勝っても負けても、戦争はすべての人に苦しみしか残さないと言っていました。

世界で初めて日本対して使われた兵器は原爆だけではないのだそうです。無差別にすべてを焼き尽くすナパーム弾もだそうです。ベトナムではナパーム弾に加え、枯葉剤も使われました。

彼女はベトナムで行われている非道なことを知り、軍服を着たまま反戦運動に加わり、そのために軍法会議にかけられ、懲役5年の刑を受けたそうです。しかし、彼女は屈しませんでした。

彼女は来日し、10月27日に横須賀の米海軍基地の前で、米軍人たちに「あなた方がやっていることが、本当に平和のためになっているのですか?」と問いかけていました。

私は、とても説得力があることだと感じました。

しかし、彼女は自分が生きている間に、平和な世界を見ることはできないかも知れない、とも言っていました。どうして、こんなに、説得力のある、わかりやすい話が、世界中の人たちに受け入れられないのだろうかと、不思議に思いました。

 

それは、多分、「欲」のためだろうと思います。
世界中の人たちが、経済的な発展を望み、みんなが、もっと欲しいと思っているから、分け前を増やすために戦わざるを得なくなるのでしょう。

「欲」に立脚した大量生産・大量消費の経済社会を回すために、武器を使って互いを脅しあって、時には殺しあっていなければならないのだろうと、そんなことを考えました。

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