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IDWR

[2020.09.20]

国立感染症研究所が毎週発行している感染症週報(IDWR:Infectious Disease Weekly Report)というものがあります。保健所に勤務していた頃は、感染症対策にも取り組んでいましたので、貴重な資料でした。

久しぶりに見てみると、統計がとられているほとんどの感染症が減少しています。インフルエンザ、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発疹、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎、急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎、細菌性髄膜炎、無菌性髄膜炎、マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎、ロタウイルスによる感染性胃腸炎、RSウイルス感染症など、ほとんどすべてです。

これらの中には、子どもたちに流行するものが多数含まれています。子どもたちは、保育園や幼稚園で感染して、免疫力を身に着けます。この流行が抑えられているということは、子どもたちは免疫力を身に着けずに成長しているということです。

子どもたちの将来が心配です。

こうした中で、政府や地方自治体の発表では、コロナウイルス感染症だけが増えつつあるようです。コロナだけが増えてきているのだとすると、どんな仮説が成り立つでしょうか。

1.コロナは他の感染症とは比較にならないくらい、ものすごく強い感染力を持つ、恐ろしい感染症である。
2.コロナの感染経路は他の感染症とは違う特別なものがあって、現在の予防対策が全く間違えている。
3.コロナばかり調べるから、見せかけ上、流行しているように見えるだけ。
 
他にどんな仮説があるでしょうか。
 
コロナウイルスの性質も、だいぶ明らかになってきているようですので、1や2である可能性はほとんどないと思います。
もう、いい加減に人々を恐怖に陥れるのは、やめたらいいのに。
 
【追記】(R3.1.1)
その後、石田さんのヤフーニュースを読ませていただいて、

「新型コロナに関しては予想をくつがえす感染形態やパラドックスが多い。・・・・・これはおそらくまだ我々が新型コロナに対する免疫を持っていないため、本来なら感染が抑えられるはずの高温多湿の夏季の環境条件下でも感染者数が減らなかったからではないかと考えられている(※7)。」

新型コロナに対する免疫がないから新型コロナばかりが増えるという可能性が大いにあることに気づきました。

しかし、当初書かせていただいた通り、最新のIDWRではいまだに多くの感染症、院内感染も抑制されています。国民ができる感染予防はかなり徹底されているといえるので、少なくとも気のゆるみでコロナが増えているとは言えないと思います。
ということは、緊急事態宣言や罰則などで国民の行動制限をすることが効果的な対策になるとは言えないのではないかと考えています。

岩室先生の紳也特急にあるような、個人個人ができる予防方法を普及するのが効果的ではないでしょうか。
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