「禁止」や「命令」にならないように、理由や必要性を説明してアドバイスしても、なかなかうまく伝わらないものです。
動機づけ面接法という心理療法では、アドバイスは原則として禁止されています。アドバイスをしてよいのは、相手から要望されるか、許可された場合にのみということになっています。
なぜかと言うと、それは、アドバイスは、相手の否定だからです。アドバイスすることは、あなたのやり方は間違えている、と否定してしまうことと同じ意味になるからです。
「禁止」や「命令」だけではなくて、アドバイスも受け入れてもらうことは難しいものです。