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たらいの水の原理

[2022.01.11]

 日本の偉人、二宮尊徳の言葉です。いつもお世話になっている、藤沢駅北口の遊行ロータリーのところにある長谷内科医院の長谷章先生に教わりました。

 「人間は皆、空っぽのたらいのような状態で生まれてくる、つまり最初は財産も能力も何も持たずに生まれてくる。
 そしてそのたらいに自然やたくさんの人たちが水を満たしてくれる。
 その水のありがたさに気づいた人だけが他人にもあげたくなり、誰かに幸せになってほしいと感じて水を相手のほうに押しやろうとするようになる。
 そして幸せというのは、自分はもう要りませんと、他人に譲ってもまた戻ってくるし、絶対に自分から離れないものだけれど、その水を自分のものだと考えたり、水を満たしてもらうことを当たり前と錯覚して、足りない足りない、もっともっととかき集めようとすると、幸せが逃げていくんだ。」

 最初に自分のたらいがカラなのに、他人に水を譲るのは、相当の聖人でなければできないことだと思います。だから、生まれて最初に水を満たしてくれる、親の存在は大きいなと思いました。

 そして、ある程度、成長したら、欲しがるのではなく、与える人になろう。それがが幸せの秘訣だと。

 もう過ぎてしまいましたが、クリスマスに一番幸せなのは、サンタクロースだという話しを聞いたこともあります。

 さて、数年前に小田原の二宮神社にお参りしたら、境内に

「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は戯言である」

という標識が立ってました。

「たらいの水の原理」と、「経済と道徳」、とても大切なことなのに、今の社会に忘れられているのではないかと思いました。

 

引用:二宮尊徳翁の有名な教えの1つ「たらいの水の原理」 | 歴史HACK (history-wisdom.net)

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