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物語

[2024.02.23]

太古の昔、地球上には現生人類以外にも、いくつかの人類がいたんだそうです。

例えば、インドネシアのフローレンス島にはフローレンス人という体の小さい人類が住んでいました。フローレンス島はもともとは大陸とつながっていましたが、地殻変動で小さな島になってしまったのだそうです。食糧が少なくなったので、フローレンス人は体を小さくして生き残ったのだそうです。フローレンス島では、像も小型化して生き延びていたそうです。

ヨーロッパにはネアンデルタール人がいました。ネアンデルタール人は、現生人類より体格が良く、脳も大きかったそうです。

しかし、それらの人類はいなくなり、現生人類だけが生き残りました。

現生人類が生き残れた理由は、「物語」をつくり、それを共有する能力があったからなんだそうです。現生人類は、例えば、「神様」という物語を共有して、莫大な人数が協調することができます。自分たち以外の異質な「物語」を排除するために、大軍となって殺しあうことさえあります。

チンパンジーも群れで暮らしていますが、その規模はせいぜい数十頭です。「物語」をつくることができないので、協調できるのは、顔見知りの範囲だけにとどまります。ネアンデルタール人の集落は小規模でした。彼らには「物語」がなかったのではないかと考えられています。

そして、現生人類は巨大な力を得て、今や地球の隅々まで、まさに森羅万象を支配しているかのようです。

私たちの経済社会は、とても壮大で複雑な「物語」で出来上がっています。「宗教」だけではなくて、「会社」も「役所」も「国」も、「お金」も「株式」も、すべてが私たち人類が協調するために作りだされた「物語」です。

今、社会に閉そく感がみなぎっています。今、みんなが信じて共有している「物語」の限界なのではないでしょうか。新しい、壮大な「物語」を作り出すが必要があるのかもしれません。

参考文献)人類の物語 Unstoppable Us ヒトはこうして地球の支配者になった
     著者:ユヴァル・ノア・ハラリ

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